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SAA 委員長 山口康弘
RI第2510地区の福田武男ガバナー公式訪問でした。
午前中には、会長・幹事・会長エレクト懇談会、理事懇談会。クラブの現状を説明しご意見とご指導を頂戴しました。昼食を挟んで例会にご出席して頂き、国際ロータリーの現状や第2510地区の方向性についてご説明を頂きました。 (2019年11月12日)
 会長あいさつ 
会長 髙木昌人
皆さんこんにちは。本日も色々なご事情の中お集まりいただきありがとうございます。
今日はご存知の通り、年に一度の「ガバナー公式訪問」です。
そもそもロータリーには、日本の会長というのはありません。 我々が活動している単位として、まずこのクラブがあり、周辺の6クラブをひとくくりとしてグループがあり、さらにこの12グループ、つまり西北海道の70クラブが集まって第2510地区というくくりになります。この地区を統治、ガバナンスしているのがガバナーです。
実は、その地区の次のくくりは日本ではなく、ゾーンというだいたいのくくりはありますが、活動の単位として、次はもうマローニー会長の国際ロータリーなのです。国際ロータリーのマローニー会長とクラブの間をつなぐ立場にあるのが地区ガバナーなのです。
今年度のクラブの活動テーマの一つに「確立させよう自分なりのロータリー」というのがあります。皆さんそれぞれの状況、価値観、認識のもと、このロータリーに関わっているかと思います。その中で、様々な葛藤や紆余曲折があるかと思います。僕もそうです。そんなご自身のロータリー観の中で葛藤している部分を、本日のガバナーのお話で解消して頂けたらと思います。 残念ながら本日は質疑応答の時間はありませんが、福田ガバナーは同じ千歳のメンバーです。今後も何かとお会いできる機会は多いかと思います。
再来週は千歳RCとの合同例会もあります。どうか今後のお近づきのきっかけになって頂けたらと思います。
そして本日の例会が、明日からの皆さんのロータリー活動のきっかけになって頂けたらと思います。本日の例会宜しくお願いします。

 ガバナー紹介 
国際ロータリー第2510地区 第7グループ
ガバナー補佐 田口 廣

本日ガバナーをお迎えいたしまして公式訪問例会です。
66ヶ所目の公式訪問です。昨日は長沼ロータリークラブに行って参りました。私にとってはアウェーで、今日はホームに戻ってきて一安心しています。
それではガバナーをご紹介します。 福田武男ガバナーは1949年生れ、10月20日で70歳、古希を迎えられました。職業は歯科医。現在、医療法人社団北楡会の会長をなさっており千歳、恵庭、苫小牧、札幌で7店舗の会社を経営されております。
また、ロータリー歴は1988年に入会され31年の活動をなさっております。当然ガバナー補佐も務められ、ロータリー財団メジャードナー、ポール・ハリス・ソサエティ会員、米山功労者メジャードナーを14回受賞されております。本日は宜しくお願いいたします。


 ガバナー講話 
国際ロータリー第2510地区
ガバナー 福田武男 様
今ご紹介がありましたように70クラブの66番目ですから、大分遠い所も終わり、自分のグループだけになりました。
昨日は、長沼に行きまして、千歳セントラルロータリークラブは第7グループの2番目になります。
まず、地区大会の御礼を申し上げます。大変お世話になりました。特にゴルフは大変な雨で、あれこそ一番大変な思いをされたと思います。ハーフで終わりましたが、40名が帰られて、81名が参加しました。商品を全ての人に渡したという事で4割増しの賞品を持って帰ってもらったのとハーフで終わったので元気が余って、なんとなく懇親会が明るくて良かったと思います。
ロータリーの制度としては、参加費は最初に登録振込みとなっていますので、その分私がお米とお菓子を40名については送らせていただきました。何とか会もコンペも成り立って良かったかなと思っています。
地区大会の時には、大変朝早くからお世話になりましたけれども、桑島さんの独唱、関根さんの㈱EVENT・ONEの力です。
あまり打ち合わせもない中で、ああいう企画会社の力は凄いものだと思いました。私も大変不安でしたが、皆さんから非常に良かったと言われ、しかも秒単位で終わったのはほとんど奇跡に近かったです。内容を見てほとんどの人が、昼食は14時を過ぎるのではないかという話がでていたらしいのですが、ぴったり終わって本当に感激でした。
今年の春、地区研修・協議会では、大変皆さんのお力をお借りしました。何と言ってもこの期が始まる前の一番大きな事業で、大変でしたけれども本当に有難うございました。
それから申し遅れましたが、今回の災害で私も後で少し寄付させていただきますが、台風15、19号その後の豪雨災害については何とも言えません。90人以上の方が亡くなり行方不明の方もまだいらっしゃいます。ご冥福をお祈りいたしますとともに、まだ数千人が仮設で大変だと思います。何とかロータリーも支援していきたいと考えています。台風19号以降については、どこに支援していいかわからないという事がありますので、11月16日にガバナー会がありますので、その時に決定する事になっております。
千歳セントラルロータリークラブの活動状況についてですが、素晴らしいと思います。隣の千歳が少し恥ずかしいなと思うぐらいいろいろな事をお伺いしましたが、災害の事は他のクラブではやっていません。ですからこれを、何とかして月信を通して他の69クラブに伝える方法はないかと思いました。
地球が壊れて行っているという表現があります。国連が行っているSDGs。17の目標と169のターゲットで運動を展開しますが、ロータリーも全面的にこれを支援して、国連と一緒に活動するとなっています。是非、地元の奉仕活動は勿論ですが、地球が壊れてしまってはどうにもなりません。まさか来年も今年と同じようになるとは思いませんが、過去にはこういった事はありませんでした。本当に来年が心配です。
それに対して、是非国連の支援をする意味でもロータリー財団に金額は問いませんので寄付をお願いします。私のところでもポリオ30ドル、ロータリー財団150ドル、米山普通寄付が4,000円、特別寄付が12,000円となっていますが、これは日本の基準です。金額はその人によってバラバラで結構です。金銭の価値は人によって大きく違います。心が動くことが大事だと感じております。
PHS(ポール・ハリス・ソサエティー)というのもあります。是非賛同する方がいたら毎年1,000ドル支払うという誓約の下に始まります。途中で中断も出来ます。募集しておりますので、是非宜しくお願いします。
何処のクラブに行っても言わなければならない事があります。マローニーRI会長が言っている会員増強です。マローニー会長は4つの強調事項があります。その一つはロータリーを成長させようです。奉仕活動をもっと協力しなければならないし、会員増強をしなければならない。
2つ目は、家族と時間が競合しないように補完し合うという事です。要するに家族の用事があるから例会に出られないのではなく、例会に家族を連れてきてもいいですよという事です。
3つ目はロータリーのリーダーは専任しなければ出来ないような事では駄目なのです。上りづらい梯子では駄目だからもう少し気楽に、例えば会長が「来週用事があるので駄目なので副会長頼みますね」という感じにお互いに補い合えるように仕事が忙しい若い人達ももっと気軽にリーダーになれるようにして欲しいという事です。
4つ目は、国連の活動、SDGsに2030年までに目標を達成しましょうという4つの目標があります。
第1の会員増強は毎年出ていますが、彼は例年と違って条件を付けています。同じ増強をしても駄目だとはっきり言っています。ロータリーの会員は120万人ですが、毎年10万人入会して10万人辞めています。だから全然変わっていません。間違いなくロータリーの力は下降の傾向にあります。平均すると毎年同じ人数ですが、発展途上国が増えて先進国は減ってきています。アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスでは減ってきています。発展途上国は増えています。
よく分かりませんが、ドイツは少し増えています。単なる増やす方法ではなく違う方法でやって欲しいと言っています。私が考えたのは、岩見沢の嵯峨パストガバナーがロータリーを作る委員長をされていますが、サテライトクラブが岩見沢にあります。ネクスト衛星クラブというものがあります。衛星クラブを検討してほしいという事があります。先ほど協議会の時にも十分話をしましたので、この件は省略します。取り敢えず千歳クラブでは12月あるいは1月ぐらいに藤川会長の賛同を得て衛星クラブを少しスタートさせたいと思います。その時には是非協力をお願いしたいと思います。詳しい事は会長から聞いて頂きたいと思います。
もう一つ、これを私は今年度の目標にしていますが、ロータリーの魅力を伝えて会員増強をしましょうという事です。70クラブの中で、誰かを勧誘する時にロータリーの魅力をどう伝えるかが問題ではないかと思います。会長がおっしゃるように自分なりのロータリーを見つけようという事と似ていると思います。入会者はロータリーとは何ですかと聞くでしょう。私もぱっと答えづらいです。ロータリーといういろいろな断面がある団体はどこを切っていいかわかりません。何を答えても正解です。ところがロータリーの目的は何ですかと言われたらここで躊躇は出来ません。それを通してロータリーの魅力を伝えようというのが、私の今年度の目標です。ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにあると覚えていれば簡単です。
─── その他、ロータリーの目的や奉仕の理念についてご講話いただきました。


 ガバナー紹介 
会長エレクト 松坂敏之
福田ガバナー、余りにも意味が深くて頭を回しているうちに何を謝辞にしようか迷っておりました。
今日10時から始まりもう13時半になろうとしています。長丁場にわたり本当に有難うございました。
ロータリーとは一体何だろうか。その心は一体何だろうか。意義は何だろうか。突き詰めていくといろいろな言葉が次々出てくる感じがします。我々はもっと奉仕の理想を学びながら、その奉仕の気持ちを実践し、そして皆に伝えていく役目を持っている。それがロータリーの輪ではないかという事を福田ガバナーの話を聞きながら思った次第でございます。
もう一つ、私共は東日本大震災以降、今回の胆振東部地震、風水害などいろいろな形で体験してきました。我々が体験し我々が行った事業を整理しまとめたら如何かという提案をいただきました。おかげさまで来年30周年を迎えます。その中でそういう整理もしながら、歴代の会長さんが一生懸命やった事業を整理して、皆さんにお伝えするのも一つの方法かと、そのように勉強させていただきました。
それともう一つこんな話をされていました。会員増強で千歳の企業は300社ある。150社ぐらいが工業クラブに入っています。まだまだ商工会議所に入っている方も非常に少ない。聞くところによると私達のイメージでは千歳ロータリークラブさんにほとんど入っているようなイメージですが、必ずしもそうではありません。もう少し千歳RCと千歳セントラルRCで交流しながら、そういった企業を勧誘する必要があるのではないかと思います。千歳はまだまだたくさん企業があるという事を考えると、会員増強の手法はいくらでも方法が考えられるのではないかと、先ほどお話させていただきました。大変意義深いお話だと思っておりました。
今回このような話を聞かせていただき有難く、福田ガバナーに対する感謝と謝辞の言葉と致 します。
今日は本当に有難うございました。


 会長・幹事・会長エレクト懇談会、理事懇談会 
福田武男ガバナー、田口廣ガバナー補佐をお迎えし、午前10時より会長・幹事・会長エレクト懇談会、午前11時より理事懇談会が行われました。
クラブの事業について評価をいただき、東日本大震災後から実施する災害支援事業について、ガバナー月信での紹介をご提案いただきました。