ゆうしんかん 責任者 今井 涼 様
皆さんこんにちは。 本日はお招きいただき、ありがとうございます。 株式会社 源架設 介護事業部の今井 涼と申します。 簡単に自己紹介と普段どんな仕事をしているのかお話しします。
── 資料に基づき、自己紹介と会社紹介
高木先輩より本日のご依頼を頂いた時から、なにをお話しすべきか考えていましたが、今日は介護業界の実態、あとは差し迫っている課題でもあります2025年問題を含めた将来的な部分についてもお話ししたいと考えています。
最近は「介護」というものがテレビや新聞等で取り上げられることが多くなっており、数年前よりも身近に感じ、勉強されている方が増えていると思います。しかし、そのほとんどが利用者側からの視点で、本日は介護事業者側からの視点でお話ししたいと考えています。
まず、2025年問題についてですが、こちらは団塊の世代(1947~1949生まれ、現在の65、66才?)が75歳になる年のことを指しており、推計では全国的に4人に1人が75歳以上という超高齢化社会になると予測されています。
また、2025年から2040年まで高齢者が増え続けると推計されています。
そこで千歳市の推計に目を向けてみます。千歳は自衛隊もありますし、北海道一若いまちなのであまり関係ないように感じますが、このような将来推計が出ています。
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グラフ説明(高齢化率と高齢者人口数、要支援、要介護者の将来推計) |
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平成27年 高齢化率20% |
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高齢者人口(65歳以上)19,683人 |
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平成37年 高齢化率24% |
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高齢者人口(65歳以上)23,407人 |
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4%増の3,800人増 |
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そのうち要支援・要介護者数の将来推計は、 |
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平成27年 3,386人 |
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平成37年 5,201人 |
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1,900名の要支援・要介護者数の増加 |
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それに対しての受け皿、病院の病床数が変わらない。 |
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高齢者居住施設(介護保険施設、GH、有料老人ホーム含む) |
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24年 総数458(民間施設87) |
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27年 総数636(民間施設207) |
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3年間で総数178増、民間施設120増 |
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この増加する高齢者の受け皿としては、国の意向は介護保険施設よりも民間のサービス付き高齢者向け住宅などを推進しており、28年度からは27年度よりもさらに増額した助成金の予算が組まれており、2016年度もいくつかの施設が新設される予定で、2025年まで増加傾向は続くと思われます。
── 助成金について説明
あとは、実際介護が必要になって、このような高齢者施設で生活する場合の費用についてです。 施設によってばらつきはありますが一般的なものはほとんどこれくらいの金額です。
しかし、実際にはこの金額を支払うことができないために、必要性があるにも関わらず利用することのできない人が多いのが現状です。
ここで現在の介護業界の一番大きな問題といっても良いような問題が働き手や介護給付費の増加等の問題 があります。
── 財源と介護報酬、人件費、少子高齢化社会からくる税収減の関係性について説明
今はお金があればサービスは受けられると言われていますが、10年後にはお金があってもサービスが受けられないという時代がきてしまうかもしれないと私は考えています。
介護保険事業に民間企業の参入が認められている背景を考えても、2025年問題を乗り越えるためには民間企業の創意工夫が不可欠であること。また、企業が利用者の満足度と合わせて従業員の働きやすい環境、満足度の向上を追求していくことによって、介護業界で働きたいと思える人が増え、ひいてはそれが社会保障の基盤強化。2025年問題を乗り越えることに繋がると信じて働いています。
── 会員の関心も高く、質問が数多く出されました。講師にそれぞれお答えいただきました。
感謝を込め講師 尾本会長から今井涼様に記念品を贈呈いたしました。今井様、ありがとうございました。
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