千歳市 信濃二丁目町内会 青少年部
小野寺 康弘 |
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部長 |
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川口 昌己 |
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副部長 |
山田 留里子 |
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副部長 |
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講師 川口 昌己 様
本日はお招きいただきありがとうございます。
本日は3名で紹介させていただきたいと思います。
青少年部は4名おりますが、この4人にかかわらず井上英幸会長の下、信濃2丁目町内会で通学合宿を行っています。大変不慣れですが宜しくお願いいたします。
「地域の絆を作るしなの通学合宿の実践」ということでお話させていただきます。
「しなの通学合宿」の開始は、平成22年です。毎年7月頃に実施しています。この時期は小学校の家庭訪問の期間になっておりまして、午前中で授業が終わるものですから、毎年7月の第1週ぐらいに行っています。
昨年は中高生版も実施しました。過去に2回行っています。
自分が卒業した後も小学生の通学合宿に携わりたいという思いで、中高生の合宿は如何に通学合宿を支えていくかということをテーマに行っています。
会場は信濃連合町内会館で、初期の頃は3泊4日でしたが、現在は2泊3日をメインに活動しています。
参加者は町内会などの子供、対象は小学3年生から6年生までです。約20名前後で行っています。基本は信濃2丁目町内会の子供ですが、他の町内会の子供も出たいという話があった場合には、信濃2丁目町内会の子供たちを優先しますが、その友達ということであれば、他の町内会を受け入れることもあります。
内容は、食事作り、入浴などの生活体験、交流行事です。
具体的には、食事も自分達でメニューを考え、自分達で作っていきます。大人は手を出したくなりますが、極力、子供達が全て主体的になって取り組んでいます。
支援者の心得として、元気に挨拶が出来るように、口は出しても手は出さないで楽しんでやろうという事です。ついつい手伝いをしたくなりますが、そこはグッとこらえて、子供達の自立的な活動を支えるよう心掛けています。
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通学合宿日間のスケジュール
「町内会全ての人に声を掛けて」
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スポーツ交流会(スポーツチャンバラ、スナッグゴルフ、ドッチビーなど) |
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昼食交流会(流しそうめん、焼き鳥など) |
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買い物(3日分) |
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食事作り |
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片付け |
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入浴(もらい湯をして家庭と交流) |
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就寝 21:30 |
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起床 6:00 ラジオ体操 |
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朝食・後片付け後、集団で登校 |
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下校後 家庭学習・体験活動(食育教育、千歳科学技術大学による実験体験など) |
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最終日に振る舞いカレーを協力してくれた方々に提供 |
町内会活動としての通学合宿
「地域の共同運営」
信濃2丁目町内会、信濃小学校及びPTA、通学合宿経験のある中高生、民生委員、児童委員、老人クラブ、千歳青年会議所、各スポーツ団体など
少しずつ多くの人のお手伝いをいただきながらやっていくことが非常に重要だと感じています。狭い地域の取り組みで生まれた活動ということで、子供の地域資源を活用した体験の場作りが出来ているのではないかと思います。
どんなものが育つかというと、心(協力、我慢、感謝、思いやり)が育ってきているのではと思います。 ただ、この3日間で育っているわけではなく、この一つの体験を通して育っていけば、何かのきっかけになるのではないかと思います。
集団行動になりますので、生活技術(料理、掃除)も学びます。また、地域に目を向けるようになります。通学合宿に携わった人と出会えば、挨拶をするなどつながりが出来てくると思います。
大人も、自分の子供がいないとこのような場に参加しなくなりますが、定期的に参加することで地域の活性化にもなると思います。
こういった活動をきっかけに町内会活動に参加するようにもなるのではと思います。
新たな地域の担い手ということで、中高生もこの通学合宿をやったことによって、夏祭りやクリスマス会などの場にも積極的に参加して、子供達が喜ぶ企画をしてくれます。
これからの地域青少年活動として、地域住民を巻き込む仕掛け、皆が参加して同じ方向を向いていくことが必要になってくるだろうと思います。地域らしさの創出として地域資源人の活用、また指導者の確保と要請が必要になります。
これまでは信濃2丁目だけでやっていましたが、昨年は信濃 1丁目にも声を掛け、今年は合同で行っています。
発表は以上となりますが、写真をご紹介したいと思います。
※引き続き、通学合宿の様子を写真で紹介頂きました。
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