2012年3月に復興支援チャリティーイベント事業「絆で結ぶあったか♡千歳」を開催し、千歳市に避難されていた方々に県人会を通じイベント収益金をお渡しし、2013年10月には宮城県の岩沼ロータリークラブ(第2520地区)と交流を持ち、地元の玉浦中学校へクラブ自家農園で栽培した収穫物を送り絆を深めることができました。
そして今年10月、千歳市の中学生10名を宮城県岩沼市を中心に被災地を訪れる事業を実施するに至りました。
これまでの現地との交流を通じ、地元から「被災地を実際に見て」「次世代に震災の記憶をつないで」との声を聞き、千歳市の次世代を担う中学生が訪問する体験学習を計画、実施しました。
初日は、被災した臨空工業団地、玉浦中学校、岩沼市役所などを訪問。玉浦中学校では、クラブ自家農園で収穫した南瓜を献立にした“給食”を、在校生と共に頂き交流を深めました。また、当日は震災命日(11日)であり震災発生の午後2時46分に“千年希望の丘”で黙祷・献花を行い、その後も慰霊碑などを訪れました。二日目は、震災から復興と防災面で計画している防潮堤“千年希望の丘”で植樹作業を行い、岩沼市内と近郊の被災や復興の状況を見学、地元の方々との懇談、交流をしました。
一泊二日の限られた行程での体験学習でしたが、岩沼ロータリークラブをはじめ関係者の方々のご協力もあり、参加した生徒たちは直に被災地に触れ、そして地元の方々と直に触れ合い、生徒たち自らが五感で感じ、多くのことを学べと事と思います。
11月5日に、参加生徒、生徒保護者、学校関係者の方々などを招き“報告会”を行い、本事業の最終的な検証を行います。


11日午前7時30分 新千歳空港で“出発式”


仙台空港に到着、岩沼ロータリークラブの小野副会長から
“カリオンの鐘”について説明


臨空工業団地に立地する㈱にしき食品を訪問
被災後、㈱にしき食品は奇跡的な早期の復興を果たした


岩沼市玉浦中学校


玉浦中学校 給食の献立
千歳セントラルロータリークラブが栽培した南瓜を食材に使用


ランチルームで全校生徒が揃って給食


校長の横橋 健先生「震災当日は卒業式でした」 震災当日から中学校の復興の様子、取組みなどをお話くださいました


熱心に聞き入る中学生たち


校舎内展望室にて津波について説明
※NHK仙台局の取材がありました


校長先生と玄関ホールにて記念撮影


岩沼市役所を表敬訪問


千歳セントラルロータリークラブから岩沼市「千年希望の丘」整備復興寄付に寄付金を菊池啓夫岩沼市副市長(現市長)に手渡す武田会長
新千歳空港国際線ターミナルビルに設置している募金箱の浄財の日本円の内、1カ年度分全額を寄付します


震災の月命日にあたる11日午後2時46分


“千年希望の丘”から海に向かって黙とう・献花


山元町中浜小学校 津波に襲われ大きな被害を受けましたが、生徒たちは屋上に避難し奇跡的に全員無事でした 現在は廃校になっています


廃墟となった中浜小学校の校舎内から海が望めます


中浜小学校の北側に慰霊塔と慰霊碑が建っていました
中浜地区で犠牲になった137名の方々のお名前が刻まれています
中浜小学校の生徒のご家族も含まれています


山元町 JR坂元駅跡 プラットホームの上


JR坂元駅は山側に路線を変え移築されます


宿泊はモンタナリゾート岩沼 夕食の様子


二日目は“千年希望の丘”で植樹からスタート


20本のヤマザクラを植樹しました


作業終了 (^^)v


NPO法人“がんばっと!!玉浦”
事業プロジェクトの「みんなの家」を見学


この日は農産物の直売が行われていました


岩沼市玉浦産のひとめぼれ
被災した農地で雌雄隠された復興米


「みんなの家」にて


相野釜ハウス園芸組合を訪問
組合長の宍戸 繁さんと副組合長の沼田健一さんからお話を伺いました


仙台空港の東、海沿いに位置する岩沼市相野釜地区 震災前は100棟以上のビニールハウスが立ち並び、メロン、トマトの栽培が盛んでした 震災で多くのものを失い、現在は別の地域に移りましたが、
地区の仲間で力を合わせてハウス栽培に取り組んでいます
農業再興に向けた思いを伺いました


アールスメロンの栽培


メロンをごちそうして頂き、ちょいと休憩


竹駒稲荷神社


移動中...(^^)v


岩沼ロータリークラブ 例会


岩沼ロータリークラブ 小野 勉 会長


千歳セントラルロータリークラブ 武田会長


岩沼ロータリークラブ 小野照代 副会長


千歳セントラルロータリークラブ 創立時会長 高塚会員


生徒代表からお礼のあいさつ


復興支援ソング「花は咲く」を出席者全員で合唱


東日本大震災の津波被害が甚大だった名取市閖上地区を一望できる日和山(ひよりやま)
頂上には二つの神社が鎮座する
大正9年、船の出入り、気象、海上などを見るために在郷軍人分会が声をあげて、日和山建設計画が発起されました これに多くの人々が賛同し、勤労奉仕によって工事が進められました この建設には、中島町の命名者として知られる当時の第2師団長・中島正武中将も加わったそうです 山頂には、湊神社から遷座された海を守る弁天様を祭る富主姫神社の社殿と、地域の氏神様として信仰があり、震災後に遷座した閖上湊(みなと)神社があります


仙台空港に到着 千歳に帰ります


岩沼ロータリークラブの皆さんとお別れです


震災から2年が経過した2013年3月、全国のロータリークラブの協力を得て、カリヨンの鐘が建てられました


2013年6月下旬にカリオンの鐘のもとに支援したロータリークラブ名を刻印したプレートを設置


カリオンの鐘の前で参加会員で記念撮影

今回の事業の報告会を、11月5日に行います。
報告会を以て事業のすべてのスケジュールが終了します。
岩沼ロータリークラブをはじめご協力いただいた皆様に
心から感謝申し上げます。