防災講話事業実行委員会 委員長  髙木昌人
4月19~20日の二日間、宮城県山元町より「やまもと語りべの会」の会長であります渡邉修次様、そして大変お世話になっている岩沼ロータリークラブの渡辺真多会長、小野照代パスト会長に千歳市にお招きして、防災講話事業を市内の小中高校にて展開致しました。ご存じのとおりに我がクラブは東日本大震災発生の翌年から東日本大震災復興応援事業を中長期の継続事業として行っています。その関わりの中で、今回の防災復興事業に結び付けさせて頂きました。
事業の趣旨は「地域を含めて人間関係の希薄化が進行している昨今、千歳市内の青少年達に、自助の意識の醸成とともに、助け合う、協力する、絆を深める大切さも再認識し、日常生活にも役立たせてもらう」ことを目的とします。2011年東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県亘理郡山元町で、震災当時は山下中学校の校長先生として、被災地のリーダーとして、その後はその経験で得た事を全国に発信している「やまもと語りべの会」会長である渡邊修次さんを千歳にお招きし、子ども達に語って頂き、今後の生活の糧にしてもらう、ということです。
19日は千歳高校1、2年生の約700名、20日は千歳北陽小学校4年生の約240名、千歳勇舞中学校1、2年生の約500名に「やまもと語りべの会」の渡邉修次様の講話を聞いて頂きました。ご協力いただいた岩沼ロータリークラブの渡辺真多会長、小野照代パスト会長にも各校に足を運んで頂きました。真剣な表情で講話を聞いていた生徒の皆さん。震災の教訓を伝える貴重な時間となりました。
ご挨拶
やまもと語りべの会 会長  渡邊修次 様
今回お招きいただきまして、感謝の気持ちです。
語りべの会の始まりは、それは7年前のことになろうかと思いますが、様々な事を体験し、それを伝えてという事から始まったわけです。一歩一歩頑張っていきたいと思います。被災した方々の一人一人が最終的に自立するまで頑張りたいと感じています。
今回は、皆さんの心意気を感じました。有難うございました。今後、今回の事業について地元にも伝えていきたいと思います。有難うございました。

RI第2520地区 岩沼ロータリークラブ
会長  渡辺真多 様

今日、渡邉修次さんの講話を聞かせて頂きました。千歳セントラルロータリークラブさんが、2013年に千歳の中学生を宮城県に被災見学をして頂いたこと、非常に心に残っています。
被災直後から宮城県に足を運んでもらい、その後は毎年のように復興に関わる事業を展開して頂いています。そして、今回も準備周到に意味のある事業を実施するに至っています。
本当に千歳セントラルロータリークラブの皆様には感謝いたします。岩沼ロータリークラブも「千年希望の丘植樹事業命のプロジェクト」を行っています。これは非常に良い事業で、是非何とか拡げた形で次世代に記憶をつないでいければと思っています。もっと詳しいことは追々話したいと思います。今日は千歳セントラルロータリークラブの真摯な熱心な活動に敬意を申し上げて、ご挨拶と致します。ありがとうございます

RI第2520地区 岩沼ロータリークラブ
パスト会長  小野照代 様

震災から7年が経ちました。本当に国内外の方からたくさんのご支援を頂きました。その中でも千歳セントラルロータリークラブの皆様には、最初に玉浦中学校に野菜を作って凄く美味しいじゃがいも、南瓜を子供たちと一緒に食べたことを今でも忘れておりません。本当に北海道千歳から届いたものは心にたくさん残っております。それから今、映像でもありましたが、2013年には植樹祭を5月に行い、その時は皆さんで作業服を着て一緒に植樹をしたことも忘れてはおりません。本当にたくさんの事をして頂きました。たぶん4、5回はお越しになって頂き、皆で汗をかいた後は仙台で食事をして親睦を深めさせて頂き、皆さんに助けられて7年が経ったような気がします。子供たちは今日このように渡邉先生から話を聞いて本当に幸せだなと思います。話を聞いた人と聞かなかった人では、これからの子供たちの人間形成に違うと思います
千年希望の丘の植樹に来て頂いた場所に、昨年の11月18日、岩沼ロータリークラブはサポーターとなって植樹ではなく育樹しています。皆さんが植えてもらった所が雑草など生えていますので、育樹しております。ロータリーの友3月号に記載されました。とても良い企画なので震災を忘れないという事で、語り継いでいきたいと思いますので、どうぞ皆さんにも当事業にご縁を持たせて頂き、これからも宜しくお願致します。