担当 ロータリー財団委員会(11月7日)
例会担当
ロータリー財団委員会 委員長  髙木昌人
本クラブの齊藤先輩がご逝去されて早2ヶ月が過ぎました。
私が初めて齊藤会員をお見受けしたのは2007年このクラブの新年交礼会でした。青年会議所の役員を務めておりまして招かれました。ロータリーというものは大人の世界なのではと出席したところ、会長が齊藤先輩で、しかも召し物が紋付き袴だったような気がします。終始恐縮していましたが、お声がけ頂いた時には凄く優しい方でした。その後青年会議所の先輩でもあり度々、飲みに連れて行って頂いたり、そういうお付き合いがございました。私よりもっともっと深く濃いお付き合いの方がいらっしゃると思いますが、齊藤先輩の亡き後、僭越ながら委員長代行して担当を務めさせて頂いた次第であります。
活動計画を拝見したところ、クラブとロータリー財団との関係について行いたいという一文を拝見し、田口会員に相談しましたところ、今回は出村地区委員長の卓話を依頼させて頂く経緯となりました。
出村様のご略歴をご紹介させて頂きます。

㈱ダンテック 代表取締役
2002年 札幌北RC入会
2016-2017 札幌北RC会長
2003-2007 地区WCS委員会 委員
2010-  地区財団委員会 委員
2017-2018 地区財団委員会 副委員長
兼 財団奨学金委員会 委員長

卓  話
RI第2510地区 財団奨学金委員会
委員長  出村知佳子 様

今日はこのような貴重な機会を頂戴致しまして千歳セントラルロータリークラブの皆様に御礼を申し上げます。
今も齊藤先生の遺影を拝見すると、いろいろな事が思い出されて胸が一杯になります。本来でしたら、齊藤先生がここに立たれていろんなお話をされていたとお伺いしましたので、拙い代理ではございますけれども齊藤先生の代わりを、精一杯務めさせて頂きと思いますので、どうぞ皆様宜しくお願い致します。
齊藤先生は財団学友委員会の委員長もされておりまして、若い方たちをいつも明るく励まされておられました。その後、財団奨学金委員長をされていました。
私は財団委員として英語の申請など、齊藤先生のお手伝いをさせて頂いていて、そういった流れもあり今年から委員長になりました。
齊藤先生が奨学金委員会でどういう事をなさりたかったのか、お亡くなりになられてからいつも考えていました。タイに行っても現地の方々と分け隔て仲良くされ、財団のテーマは「誰かのためになる事は自分の喜びである」と資料にも書いてありますが、それは齊藤先生の生き様であったのではないかと強く感じております。
面接の際に「奨学金をもらって一生懸命勉強して帰ってきたら学友になって、必ずロータリアンになりなさい」といつも仰っていました。後輩たちをいつも育成したいと思われて、若い方たちを心から励まされておりました。そんな齊藤先生が送り出してきた若者が、今どのように世界で活躍しているのかという事をお話させて頂きます。
また、先ほど四方会長からお話を頂きましたタイの子供たちへの支援で、温かいお気持ちを頂戴したという事で心よりお礼申し上げます。ご連絡を頂いた時、検証ツアーの下見でタイに行っていました。一緒にいたタイのロータリアンの方が齊藤先生の事を良くご存知でお話しましたところ、子供たちの学校に先生のメモリアルのプロジェクトとして、子供たちに役立つ事業を幾つか考えられるので提案させていただければという話がありました。子供たちの将来に繋がっていくような事業をまたご相談させて頂いて、1月の検証の際に是非田口さんに見届けて頂いて確認してもらえるようにと思っております。皆様どうぞ今後とも先生の志も一緒に見守っていただければと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
簡単な資料を用意させて頂いて見て頂ければと思います。
── ロータリー財団、奨学金、留学生についてご説明頂きました。
(中略) 最後に、私が思い描いている夢があります。齊藤先生は学友の仲間を増やしたいという夢をいつも持っていたので、グローバル補助金もハードルが高くなってきていて、こちらの方々も世界で活躍されて有難いのですが、こちらに帰ってくる学生さんも非常に地域にとって大事です。何とか小さい金額でもいいので社会人の方を送り出して当地区に戻ってきて頂いて、将来ロータリアンになっていただけるような奨学金制度を地区予算の中で作れないかと今週委員会があるので、皆さんに提案しようと思っているところです。それが、私が齊藤先生から学んだところかなと思っているところです。
奨学生を育てて応援して、将来はロータリアンになって志を継いで頂くというのが齊藤先生の一番の志だったのではないかと思っているところです。
本日は拙い話でしたがご清聴ありがとうございました。