担当  出席、ニコニコ箱委員会
出席、ニコニコ箱委員会
委員長 野口三恵子
本日は、カナダで唯一、公用語がフランス語というケベック州で生まれ育ち、日本に移り住んで13年になるギャニオン・マークさんにお越しいただき、日本では知りえないメープルシロップについてお話していただきたいと思います。それでは、ギャニオンさん宜しくお願いします。
(2015年9月29日)
講師 ギャニオン・マーク 様  GAGNON㈱ 代表取締役

こんにちは。私はカナダケベック州から来ましたギャニオン・マークです。カナダケベック州の伝統は、メープルシロップです。今日はカナダの美しい写真もご覧いただきながら楽しんでください。
メープルシロップは勿論カナダから仕入れています。メープルシロップは樹液を煮詰めて作ります。私の祖父も作っていました。
ケベックと北海道は似ています。四季があります。ケベックの方が少し寒いです。1、2月は毎日マイナス20度になります。
カナダは世界第二位の面積をもつ国です。日本の20倍あります。カナダの端から端まで8,000㎞あります。
雁は400年来アメリカに棲んでいました。今はいろいろなテクノロジーがありますが、昔は雁を参考にしていました。雁は、冬は南に夏は北に飛んでいきます。
雁が行く空の下の木には樹液があります。 30~40年の1本の木から40~60ℓの樹液を採ります。40ℓの樹液を煮詰めて1ℓのメープルシロップが作れます。
私の父は200本の木を持ち200ℓ作ります。私は50万ℓ扱っています。昔はバケツで採っていましたが、それではこの量は採れません。今はこの方法では採取していません。
樹液の糖度は大体2.5~3度です。メープルシロップの糖度は60度ぐらいあります。
── その他、樹液採取の様子やカエデの木など様々な写真をご紹介いただきました。
【略歴】
ナダケベック州に1967年生まれ。
2003 年 バンクーバーより結婚を機に札幌へ移住。 日本の文化に携わりながら、自分の国の文化は何かと改めて考えた時に、メープルシ ロップの食文化にかかわりが深かった事に気づく。
祖父、そして父、メープルの採取の手伝いをしながら森で育ち学んだ事を第二の故郷とする日本で紹介したく、2005 年よりカナダケベック州の厳選されたメープルを探し始めた。
2006 年より、カナダよりメープル商品の輸入を始め、道内の洋菓子店、国内の百貨店へ販路を広げた。
2007 年、メープル商品を中心とするアンテナショップを構える。



ギャンオン・マーク様に尾本眞二会長から記念品を贈呈